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2026.10.02 公開 / 採用ノウハウ
応募者と連絡がつかないときの対応|社長・兼務人事が回せる連絡と面接調整
求人に応募が入ったのに、メールへの返信がない。電話をかけてもつながらず、履歴書も届かない。日程の候補を送ったところでやり取りが止まってしまう。こうした状況が続くと、採用担当者は「応募者の意欲が低いのだろうか」「もっと応募を増やすべきだろうか」と悩みます。
そのときに確認したいのが、応募を受け付けてから初めて連絡するまでの時間と、書類の提出、面談・面接の実施までの流れです。連絡がつかない理由は、返信がないという事実だけでは分かりません。会社側の通知の見落としや、返信先の分かりにくさ、日程調整の負担が関係している可能性もあります。
応募数を増やすための費用を検討する前に、すでに関心を持ってくれた人と話す機会を失っていないかを確認しましょう。応募後の対応を整えることも、採用の改善につながる大切な取り組みです。
この記事では、福岡・地方で採用に取り組む社長や兼務人事の方に向けて、外部の調査や採用支援会社の解説をもとに、連絡がつかないときの一般的な対応を整理します。そのうえで、当社の支援先で取り入れている連絡の手順と運用目標を紹介します。まずは、自社でやり取りが止まっている段階から確認してみてください。
応募者と連絡がつかないときは、まず「どこで止まったか」を確認する

連絡がつかない背景は一つではありません。採用支援会社トラコムの解説では、別の会社への入社が決まった、勤務中で応答できない、知らない番号からの電話に出られない、といった可能性が挙げられています。返信がないという事実だけで、応募者の意欲や辞退の意思を決めつけないことが大切です。
参考:トラコム「応募者と連絡が取れないときの対処法」 ↗
応募後のやり取りを一括して「連絡がつかない」と記録すると、改善する場所が見えなくなります。最初に、次の四つに分けて確認しましょう。
止まっている段階
最初に確認すること
次に行う対応
止まっている段階
応募受付から初回連絡まで
最初に確認すること
応募日時、通知先、受付担当、未対応の有無
次に行う対応
担当を決め、応募内容と次の案内を確認して連絡する
止まっている段階
初回連絡から返信まで
最初に確認すること
送信日時、宛先、送信エラー、媒体内の返信、希望する連絡手段
次に行う対応
内容と受信状況を確認し、必要に応じて別の手段で連絡する
止まっている段階
書類の提出依頼から受領まで
最初に確認すること
必要書類、提出方法、期限、すでに受領している情報
次に行う対応
何が不足しているかを短く伝え、提出できる時期を確認する
止まっている段階
面談・面接の案内から実施まで
最初に確認すること
候補日時、場所、所要時間、日程確定の有無
次に行う対応
候補を出し直す、変更窓口を案内するなど調整する
例えば、月に10件応募があり、そのうち3件に連絡していなかった場合、最初に直すべきなのは応募者への追いかけ方ではなく、受付後の担当割り当てです。全員に連絡していても、提出を求めた書類が届いていないなら、必要書類や提出方法の案内を見直します。
メールを送った記録だけで対応済みにせず、「相手から返信があったか」「次の予定が決まったか」を別々に残してください。自動受付メールが送られた状態と、採用担当者が個別の案内をした状態も分けます。
応募した場所と、返信を確認する場所は一致しているか
求人媒体、自社ホームページ、採用管理システムなど、応募経路が複数ある会社では、どの画面や受信箱に連絡が届くのかを整理します。担当者の個人メールだけを確認していて、媒体の管理画面にある返信を見落としていないかも確認しましょう。
Indeedには、Indeed内で直接応募する求人と、企業のウェブサイトに移動して応募する求人があります。企業サイトから応募した場合は、Indeedからの応募確認メールは送信されません。通知や返信の確認は、実際の応募経路に合わせる必要があります。Indeed公式ヘルプ「Indeedでの求人への応募」
Indeed公式ヘルプ「Indeedでの求人への応募」 ↗
送信エラー、迷惑メールへの振り分け、通知設定も確認対象です。ただし、メールが届かなかったと確認できていない段階で、「迷惑メールに入っていたから返信がなかった」と理由を決めつけないようにします。
初回連絡は早めに、次の手順まで具体的に案内する

応募への返信を早めることは、採用調査でも取り上げられている対策です。マイナビの「中途採用実態調査2025年版」では、企業が面接前の辞退防止に効果を感じた施策として、応募後の返信の迅速化や選考期間の短縮などが挙がっています。ただし、担当者の回答を集計した調査であり、特定の時間以内なら必ず辞退を防げるという意味ではありません。
参考:マイナビ「中途採用実態調査2025年版」面接前の辞退対策 ↗
応募者側の調査でも、エンバイトの2026年8月のアンケートでは、初回連絡の早さや日程調整のスムーズさが好印象につながったという回答が見られます。これはアルバイト応募に関する調査ですが、応募後に待つ人の体験を考えるうえで参考になります。
参考:エンバイト「応募後の企業対応」アンケート ↗
まず社内で共有したいのは、誰が、どこを、いつ確認し、応募者に何を案内するかです。自社の対応時間を決め、応募受付から具体的な案内までの待ち時間を短くしましょう。
「採用担当の手が空いたら連絡する」という決め方では、本業が忙しい日ほど後回しになります。求人を出す時点で、応募の確認担当と不在時の代行者を決めておきましょう。
自動受付メールと、次の行動が分かる初回連絡を分ける
応募が届いたことを伝える自動メールは、受付の確認として役立ちます。ただし、「応募を受け付けました。担当者から連絡します」と送っただけで、書類の提出や面談の準備が進むわけではありません。
応募内容を確認し、必要書類、面談候補、連絡予定など、次に何をするかを具体的に案内した時刻を記録しましょう。自動通知の時刻も別に残しておけば、受付通知は早いのに担当者の対応が遅れているケースを見つけられます。
初回連絡は、メールや応募した媒体のメッセージ機能で構いません。最初から電話で話せることを必須にすると、勤務中の応募者と連絡のタイミングが合わないこともあります。文章で要件を残し、相手が返しやすい方法を用意してください。
初回の案内には、会社名、応募職種、担当者名、次の手順、返信先を入れます。複数の求人に応募している人にも、どの応募についての連絡なのか分かる件名にしましょう。
休業日を含めて、対応できる体制を考える
応募者にとっては、会社の休業日にも待ち時間が発生します。連絡までの時間を測るときは、営業時間だけを数えた時間と、実際の経過時間を区別しましょう。
例えば、金曜日の夜に応募が入り、月曜日の朝に連絡した場合、会社にとっては次の営業日の対応でも、応募者は二日以上待っています。社内の処理日だけでなく、応募者が待った時間からも対応を見直してください。
週末にも受付するなら、当番や代行者が対応できる範囲を決めます。体制上難しい場合は、求人や受付メールに対応時間と次回の連絡予定を明記し、超過した件数を記録して改善を検討してください。夜間に応募が入ったからといって、深夜の電話で時間目標を達成しようとする必要はありません。
目標を守るために従業員へ無制限の時間外対応を求めるのではなく、業務の分担と対応時間を決めることが先です。社長一人で採用を進める場合も、応募通知を見る時間と、具体的な案内を送る時間を予定に入れておきましょう。
返信がないときは、連絡手段と時間帯を見直す

メールや媒体のメッセージに返信がない場合は、送信状況を確認したうえで、電話など別の連絡手段を検討します。Indeedの公式ヘルプでも、応募者が登録した電話番号への連絡が案内されています。連絡可能な時間や手段が指定されている場合は、その希望に合わせましょう。
同じ手段で何度も連絡するより、相手が気づきやすく、返しやすい方法を考えます。初回の案内に、返信がない場合は登録番号へ電話する可能性と発信元の番号を添えると、応募者も連絡元を把握しやすくなります。
電話をかける前に、返信の見落としと番号を確認する
発信前に、媒体内のメッセージ、共有メール、担当者の受信箱を確認します。すでに返信している人に「まだお返事がありません」と伝えると、やり取りがかみ合わなくなります。
電話番号は、応募者が採用の連絡先として提供したものを使います。Indeedの公式案内でも、応募者が任意で入力した電話番号がある場合の電話連絡を案内しています。電話番号が登録されていない場合もあるため、全員に電話できる前提で手順を作らないようにしましょう。Indeed公式ヘルプ「連絡がつかない応募者について」
Indeed公式ヘルプ「連絡がつかない応募者について」 ↗
電話がつながったら、まず会社名と担当者名、応募の件で連絡したことを伝え、「今、短くお話ししてもよろしいでしょうか」と確認します。その場で書類提出や日程確定を求める前に、話せる状況かを確かめてください。
つながらなかった場合は、日時と結果を記録します。同じ時間帯の発信を機械的に繰り返すより、文章で折り返し可能な時間帯を尋ねた方が、次の対応を決めやすくなります。留守番電話に残す場合も、詳しい応募内容や職歴などは話さず、必要最小限の案内にとどめます。
連絡方法を増やすときは、応募者が選べるようにする
連絡手段の選択肢として、LINE公式アカウントを用意する方法もあります。新卒・中途という区分だけで決めず、応募者が利用しやすい手段と、自社が継続して管理できる方法の両方から検討しましょう。
LINE公式アカウントには、友だちになったユーザーと個別にやり取りできるLINEチャットの機能があります。ただし、LINEを導入すれば誰でも返信するということではありません。LINEヤフー公式「LINE公式アカウント」
LINEヤフー公式「LINE公式アカウント」 ↗
運用するなら、会社の公式アカウントであること、採用連絡に使うこと、誰が返信を確認するかを明確にします。LINEを使わない人にはメールや媒体内メッセージを残し、登録だけを新たな負担にしないようにしてください。個人のLINEへ連絡することや、SNSで本人のアカウントを探して追いかけることを標準の手順にはしません。
応募フォームなどで本人から連絡先を取得する際は、原則として利用目的を明示する必要があります。採用のために受け取った情報は、その目的と本人に示した取扱いに沿って利用しましょう。個人情報保護委員会FAQ Q4-17
個人情報保護委員会FAQ Q4-17 ↗
履歴書・職務経歴書が届かないときは、提出の負担を確認する

返信はあるのに書類が届かない場合は、初回連絡の速さとは別の問題が起きている可能性があります。必要書類が分からない、提出先が分からない、準備に時間がかかる、提出方法を扱いづらいといった点を確認します。
マイナビの前述の調査では、提出書類を少なくして応募者の負担を減らすことも、面接前の辞退対策として効果を感じた施策に挙がっています。必要な判断材料は確保しつつ、重複した提出や過度な準備を求めていないかを見直しましょう。
参考:マイナビ「中途採用実態調査2025年版」提出書類の負担軽減 ↗
必要書類、提出先、期限を一度で分かるようにする
提出を依頼するときは、次の三点を具体的に伝えます。
・必要書類:履歴書のみか、職務経歴書も必要か。媒体に登録済みの書類を使えるか。
・提出方法:指定フォーム、媒体の添付機能、採用窓口へのメールなど、会社で受け取れる方法。
・提出期限:日付と時刻、準備が間に合わない場合の相談先。
「まずは書類を送ってください」だけでは、応募者は何を、どこへ、いつまでに送るかを考えなければなりません。すでに媒体から受け取っている情報を再度求めていないかも確認してください。
手書きと電子データのどちらを受け付けるか、指定の書式が本当に必要かも見直す余地があります。会社で必要な確認項目を満たせるのであれば、提出方法を限定しすぎない方が運用しやすい場合があります。
書類が必要な段階を整理する
すべての応募者に、最初の連絡で同じ書類一式を求める必要があるかも確認します。例えば、先にカジュアル面談で仕事内容を説明し、その後に選考へ進む人へ書類提出を依頼する流れも考えられます。
一方、資格や経験の確認が選考の前提となる職種では、先に必要情報を受け取る設計が合う場合もあります。書類をなくすこと自体を目的にせず、何を判断するために、どの時点で必要なのかを決めてください。
建設、介護、ホテル、資源循環でも、同じ業界内にさまざまな職種があります。施工管理と現場補助、介護職と事務職、フロントと清掃、収集運搬と工場内作業を、同じ資格・経験の確認方法にそろえる必要はありません。募集職種ごとの判断材料を整理します。
面談・面接の日程調整は、応募者が返しやすい案内にする

書類が届いた後、選考結果の連絡や日程調整が止まっていることもあります。面談・一次面接への移行率が低い場合は、どの理由で進んでいないかを分けて見ます。
採用要件と合わずに見送った人、書類確認が終わっていない人、案内を送った後に返信がない人では、改善策が異なります。要件の不一致が多い場合は募集条件や求人情報の見直し、確認待ちが多い場合は社内の判断速度、案内後に止まる場合は連絡や調整の改善が必要です。
面談へ案内した人数と、実際に参加した人数は分けて確認してください。案内ができていても参加に結びついていないなら、日程の選択肢や確定連絡、当日の案内に改善の余地がないかを調べます。
日程候補と面接の情報をまとめて送る
日程調整では、応募者に「いつ空いていますか」とだけ尋ねるより、会社側が対応できる候補を示すと、やり取りを具体的に進められます。候補のいずれも難しい場合に、別の時間帯を相談できる案内も添えましょう。
最初の案内で、対面かオンラインか、所要時間、実施場所、持ち物、当日の連絡先をまとめます。日付だけ決まり、場所や形式が後から分かる状態では、応募者が移動や勤務との調整をしにくくなります。
福岡・地方の採用では、「福岡市内」「事業所で実施」といった広い案内で済ませず、実際に訪れる場所を明記してください。施工現場や施設、ホテル、工場など、応募先の所在地と面接会場が異なるなら、その違いを伝えます。車での来訪を受け付ける場合は駐車場所、公共交通機関を使う場合は最寄りからの経路も案内できます。
面接担当者の予定が埋まっているために候補日を提示できない会社は、先に面接枠を確保しておく方法を検討しましょう。応募が届くたびに社長の予定を一から確認する手間を減らせます。
日程の確定と、前日の確認を担当業務に入れる
候補日を送っただけでは、面接は確定していません。応募者からの返信を受け、会社側が確定の案内を返したところまで記録します。
エン転職の採用担当者向け解説でも、面接日時のリマインドが辞退防止策として紹介されています。日程確定後は、面接前の確認連絡と変更窓口を担当業務に入れましょう。「来られない場合は連絡してください」だけでなく、どのメールや番号に連絡すればよいかを明示します。
参考:エン転職「面接辞退を防止するために人事ができる対策」 ↗
勤務や家庭の都合などで変更が必要な人もいます。理由を細かく聞き出すより、日程変更の可否と、改めて調整できる候補を確認しましょう。会社側の都合で変更するときも、速やかに連絡し、代替候補を提示します。
連絡を終える前に、返信期限と選考の扱いを案内する

返信がない応募者へ、担当者の判断だけでいつまでも連絡し続けると、対応が人によって変わります。再連絡するタイミングと、反応がない場合に案内を終えるまでの手順を、あらかじめ社内で決めておきましょう。
何日待つかは、募集の期限、応募者へ伝えた予定、書類の準備に必要な期間などを踏まえて決めます。会社の都合だけで突然終了するのではなく、相手がいつまでに何をすればよいか分かる案内にします。
期限と、その後の扱いを先に案内する
再連絡の際に返信期限を示し、その日までに連絡がない場合は今回の選考の案内をいったん終了することを伝えます。「数日以内」のような曖昧な表現を避け、実際の年月日と時刻で案内してください。
返信を約束した日がある場合や、書類の準備期間を相談している場合は、その合意を優先します。一律の期限で閉じると、会社側が待つと伝えていた応募者を終了扱いにしてしまいます。
最終連絡を送る前には、返信の見落としがないか、面接の予約が入っていないか、別の担当者と調整中ではないかを確認します。採用管理システムに自動通知がある場合は、状態を変えると何が送信されるかも確認してから操作してください。
「本人の辞退」と「連絡未成立による終了」を分ける
応募者が明確に辞退を伝えた場合と、返信がなく選考案内を終了した場合は、記録を分けます。返信がないだけで「本人が辞退した」と断定すると、辞退理由の分析ができません。
例えば、管理上の区分を「本人から辞退連絡あり」「連絡未成立・案内終了」「企業判断による見送り」に分け、最後に連絡した日時と内容を残します。終了後に応募者から連絡が来た場合も、記録があれば状況を確認しやすくなります。
ここで扱っているのは、応募後に連絡が成立していない段階の案内終了です。内定の取消しや、すでに成立した雇用契約の終了を同じ手順で処理するものではありません。
そのまま調整して使える連絡文面の例

以下は、社名・職種・日時・選考手順を自社に合わせて書き換えるための記載例です。実際の応募者とのやり取りを転載したものではありません。角括弧の項目は必ず置き換え、実行できる内容だけを案内してください。
初回連絡:必要書類の提出を依頼する場合
件名:【[会社名]・[職種名]】ご応募のお礼と今後のご案内
[応募者名]様
[会社名]の採用担当[担当者名]です。[職種名]の求人にご応募いただき、ありがとうございます。
今後の選考のため、[必要書類]を[提出方法]で、[年月日・時刻]までにお送りいただけますでしょうか。すでに提出済みの場合は、その旨をお知らせください。
ご準備に時間が必要な場合は、提出できそうな時期だけでもご返信いただければ調整いたします。
ご返信は[返信先・方法]へお願いいたします。返信を確認できない場合、応募時に登録された番号へお電話することがあります。
[会社名・担当者名・採用窓口・対応時間]
最初から面談へ案内する選考であれば、不要な書類提出を挟まず、候補日を案内します。受付から次の段階まで、応募者が行うことを増やしすぎないようにしてください。
電話がつながらなかった後の連絡
件名:【[会社名]】ご応募の件でお電話いたしました
[応募者名]様
[会社名]の[担当者名]です。[職種名]へのご応募について、本日[時刻]ごろ、採用窓口の[電話番号]からお電話いたしました。
ご都合のよい時間帯がありましたら、このメッセージへの返信でお知らせください。メール・媒体内メッセージでのやり取りをご希望の場合も、その方法で対応いたします。
先にお送りしたご案内について、ご不明点があればお知らせください。
応募者に再度連絡する際は、折り返し電話だけを求めず、文章で回答できる選択肢も残します。勤務中に電話できない人でも、対応しやすくなります。
面談・面接の候補日を案内する場合
件名:【[会社名]】[面談・一次面接]の日程について
[応募者名]様
次の[面談・一次面接]について、以下の候補からご都合のよい日時をお知らせください。
・[候補日時1]
・[候補日時2]
・[候補日時3]
いずれも難しい場合は、可能な曜日や時間帯をご返信ください。
実施方法:[対面・オンライン]
場所:[住所・会場/オンラインの場合の案内方法]
所要時間:[予定時間]
持ち物・事前準備:[必要なもの。なければ「なし」]
ご返信を確認後、確定日時をご連絡いたします。変更・ご質問は[窓口]へお願いいたします。
カジュアル面談として案内する場合は、仕事内容の説明が中心なのか、どのような位置付けの場なのかも伝えます。面接と面談の名称だけを入れ替え、実際の進め方が説明と異ならないようにしてください。
返信期限と案内終了の予定を伝える場合
件名:【[会社名]】今後の選考についてのご確認
[応募者名]様
[会社名]の[担当者名]です。[職種名]へのご応募について、改めてご連絡いたしました。
選考の継続をご希望の場合は、[年月日・時刻]までにご返信いただけますと幸いです。書類の準備や日程調整にお時間が必要な場合も、ご相談ください。
期日までにご連絡を確認できない場合は、今回の選考のご案内をいったん終了いたします。
行き違いでご返信済みの場合は、確認いたしますのでお知らせください。
期限経過後、案内を終了したことを伝える場合
件名:【[会社名]】今回の選考のご案内について
[応募者名]様
[会社名]の[担当者名]です。ご案内した[返信期限]までのご連絡を確認できなかったため、今回の選考のご案内はいったん終了いたします。
行き違いでご返信済みの場合や、改めてご相談をご希望の場合は、[窓口]までお知らせください。その時点の募集状況等を確認し、対応をご案内いたします。
このたびは当社の求人にご関心をお寄せいただき、ありがとうございました。
応募者に理由の説明を強制したり、返信がないことを責めたりする表現は避けます。事実と今後の窓口を簡潔に伝えましょう。
社長・兼務人事が回せるように、担当と次の対応日を決める

手順と文面を作っても、誰が実行するかが決まっていなければ運用は止まります。少人数の会社では、一人がすべての仕事を抱える前に、採用の判断と日々の連絡業務を分けて整理します。
業務
決めておく内容
業務
応募の確認
決めておく内容
確認する媒体・受信箱、担当者、代行者、確認する時間
業務
初回連絡と書類回収
決めておく内容
使う文面、必要書類、提出先、期限、未返信者の確認方法
業務
面談・面接への移行判断
決めておく内容
誰が、何を確認して、いつまでに判断するか
業務
日程調整
決めておく内容
面接担当者の空き枠、候補者への案内担当、変更窓口
業務
未返信者への再連絡
決めておく内容
連絡手段、実施予定日、最終確認日、終了時の案内
例えば、社長が採用要件と選考判断を担い、事務担当者が受付と日程調整を担う形も考えられます。任せられる人がいない会社は、まず連絡文面と判断が必要な箇所を整理し、社長自身の確認作業を短くできるところから始めましょう。
応募者の一覧には、応募日時、初回連絡日時、必要書類の受領状況、現在の段階、担当者、次の対応、対応予定日、最終連絡日を残します。「対応中」だけでは、何を待っているのか分からないため、「履歴書待ち」「候補日への返信待ち」など、具体的に記載します。
共有する範囲は、採用業務に必要な担当者に絞ります。応募者の履歴書を幅広い社員が閲覧できる場所に置く必要はありません。個人の端末や個人アカウントだけでやり取りしている場合は、不在時の引き継ぎ方法も確認してください。
自動化するときも、返信を確認する担当は必要
受付メール、担当者への通知、日程調整の案内などは、自動化を検討しやすい部分です。ただし、応募者から質問や変更希望が届いたとき、誰が読むのかを決める必要があります。
例えばIndeedの自動フローでは、新しい応募者へのメッセージなどはスポンサー求人が対象とされています。また、応募受付に使うフローの返信は、作成者のメールやIndeedメッセージの受信箱に届きます。機能を使う前に、自社の掲載条件、対象求人、返信先を確認しましょう。Indeed公式ヘルプ「自動フローの設定方法」
Indeed公式ヘルプ「自動フローの設定方法」 ↗
自動化は、応募者に同じ案内を何度も送るためではなく、受付や確認の抜けを減らすために使います。返信が来たら追跡通知を止める、日程が決まったら候補日の依頼を止めるといった条件も確認してください。自動送信できた件数だけでなく、その後の対応が進んだかを見ます。
当社の支援先では、連絡の速さと歩留まりをセットで管理する

ここまで、外部の調査や解説も参照しながら、応募後の対応を見直すポイントを紹介しました。そのうえで、当社の支援先では、連絡の速さだけでなく、書類の回収や面談・面接につながった割合を確認し、応募後の運用改善に取り組んでいます。
採用の「歩留まり」とは、ある段階に進んだ人のうち、次の段階へ進んだ人の割合です。応募から書類提出、面談・面接、内定、入社と、段階ごとに確認します。
当社の「離脱1件を防ぐ価値は、エントリー3件の獲得に匹敵する」という考え方は、応募後の改善を重視するための判断軸です。どの会社でも費用対効果が必ず3倍になるという統計ではありません。
仮に、応募した人の3分の1が面接を受ける採用活動なら、応募3件から期待できる面接は1件です。その状況では、連絡や調整の問題で面接に進めなかった1人と面接できることには、新たに応募3件を獲得することに相当する意味があります。実際の価値は、どの段階の離脱を防ぐのか、その後の選考結果によって変わります。
広告で応募を増やしても、受付後の対応が追いつかなければ、面接数が期待どおり増えないことがあります。反対に、応募数が同じでも、連絡や日程調整を改善して話せる人数が増えれば、採用を検討できる機会は増えます。
もちろん、要件に合わない応募者を無理に次へ進めることが目的ではありません。判断材料を受け取り、仕事内容や条件をすり合わせる前に、連絡の問題で機会を失っていないかを確認するための改善です。
最初に見る四つの指標と、計算するときの分母
当社では、初回連絡までの時間、履歴書・職務経歴書などの回収率、カジュアル面談・一次面接への移行と実施を重視しています。運用の目標を数字に置くと、担当者の感覚だけで判断する状態を減らせます。
以下は、当社が支援時に置く運用目標をもとに、計測方法を整理したものです。支援先全社の達成実績や業界平均ではありません。募集職種や選考方法に合わせて目標を調整し、比較時には分母と対象期間をそろえます。
指標
本記事での計測方法
当社が目安とする運用目標
指標
初回連絡までの時間
本記事での計測方法
応募受付から、担当者が次の行動を具体的に案内する最初の連絡までの経過時間
当社が目安とする運用目標
24時間以内を守る。理想は5時間以内
指標
書類回収率
本記事での計測方法
必要書類がそろった人数 ÷ 必要書類の提出を依頼した人数 × 100
当社が目安とする運用目標
85%を維持する
指標
面談・一次面接への移行率
本記事での計測方法
次へ進むことを決めて案内した人数 ÷ エントリー人数 × 100
当社が目安とする運用目標
45%を下回らないことを目指す
指標
面談・一次面接の実施率
本記事での計測方法
カジュアル面談または一次面接を実施した人数 ÷ エントリー人数 × 100
当社が目安とする運用目標
45%を下回らないことを目指す
ここでいうエントリーは、新卒採用で使われることがある「興味を持った企業への仮登録」とは区別し、採用の連絡を始める対象となる応募を指します。資料請求やイベント予約が同じ一覧に入っている場合は、採用応募と分けて集計しましょう。
同じ人がカジュアル面談と一次面接の両方を受けても、実施率の分子は1人です。面談の回数を数える指標と混ぜないようにします。また、面談への案内、日程確定、実際の参加は別の段階です。案内を送った人数だけで、面接できたと判断しないことが大切です。
例えば、応募20人、書類提出を依頼した人20人、必要書類を回収できた人17人、面談・一次面接に進む案内をした人12人、実施した人9人なら、書類回収率は85%、移行率は60%、実施率は45%です。この場合、案内した12人のうち実施に至っていない3人の状況を確認します。
書類提出を依頼していない人や、そもそも書類を必要としない選考経路は、書類回収率の分母に入れません。依頼対象を恣意的に減らして率を良く見せないよう、応募者全体に対する依頼人数も併記します。
応募を受けた月と面接した月がずれる場合もあります。「今月の応募数」と「前月応募者を含む今月の面接数」をそのまま割ると、応募後の流れを正しく表せません。同じ期間に応募した人たちを追い、集計日時点での未確定者も記録してください。分母が0人の指標は、0%ではなく「対象なし」と扱います。
初回連絡・再連絡・終了判断を一つの手順にする
当社では、初回連絡をメールまたは応募媒体のメッセージで行い、応募から24時間以内、理想は5時間以内を目標にします。返信がなければ1日後を目安に電話で確認します。ただし、応募者が希望する時間帯や連絡手段がある場合は、その希望を優先します。
初回の具体的な連絡から5営業日が経過しても反応がなければ、選考の案内を終了する旨を連絡して処理することを目安にしています。再連絡時に実際の返信期限を伝え、書類の準備や返信予定について合意がある人は、その約束に合わせて判断します。
この日数は当社の運用上の目安です。回収率や面接への移行率を上げるために、書類を無理に提出させたり、採用要件に合わない人を次へ進めたりするものではありません。数字の低い段階を見つけたら、連絡文面、提出方法、担当分担など、その段階の運用を見直します。
まずは直近の応募者を見直し、止まっている一段階から改善する

応募者と連絡がつかないときに、すべてを一度に変える必要はありません。まず直近の応募者について、応募日時、初回連絡日時、書類の回収状況、面談・面接への移行と実施を並べてみてください。
初回連絡に時間がかかっているなら、通知と担当分担を見直します。書類で止まっているなら、依頼内容と提出方法を確認します。面接の案内後に止まっているなら、候補日や実施場所、確定までのやり取りを見直します。応募者の要件が合わない場合は、連絡の回数ではなく募集条件や求人の伝え方に戻ります。
応募を増やすことと、応募後に話す機会を逃さないことを、同じ採用活動として考えてみてください。まず一つの段階で手順を変え、同じ条件で対応時間や次へ進んだ割合を確認すると、次に見直すことを決めやすくなります。
採用・組織づくりの関連情報は、当社のコラム一覧でもご紹介しています。
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採用戦略から日々の実行まで、まるっとお任せください

応募者への連絡や面接調整の改善が必要だと分かっていても、兼務では対応しきれない。そんなときは、採用の仕組みづくりと日々の実行を、まとめて任せる方法があります。
当社では、採用戦略の設計から日々の採用業務の実行まで、一貫して代行できます。採用専任者がいない会社や、ほかの業務と採用を兼務している会社も、自社だけで抱え込まずにご相談ください。
まずは、採用したい職種と現在のお困りごとをお聞かせください。貴社の採用体制や課題に合わせて、必要な支援の進め方をご一緒に整理します。
採用の相談をする
この記事の監修者

橋本 航
当社 代表
当社コラム 編集長
新卒でグループ年商1兆円規模の大手総合人材サービス会社に入社。2023年3月、東京で当社を創業。大手企業で働く立場と、小さな会社を経営する立場の両方を経験し、企業規模によって採用の戦い方が異なることを実感する。現在は福岡の中小企業を中心に、採用戦略の設計から日々の実行までを支援。「一社一魂」を信念に、一社ごとの魅力を伝え、採用につなげる仕組みと運用づくりに取り組んでいる。
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